冷たい飲み物の落とし穴?内臓冷えとダイエット停滞の関係
蒸し暑い日が増えるとつい手が伸びるのがキンキンに冷えた飲み物。しかし、その“冷たさ”が、知らず知らずのうちにダイエットの妨げになっているかもしれません。冷たい飲み物の摂りすぎは、内臓を冷やし、消化機能や基礎代謝を低下させてしまう原因になるのです。
今回は暑い時期にありがちな「内臓冷え」と、それによるダイエット停滞のメカニズム、そして代謝を落とさないための食習慣について解説します。
なぜ冷たい飲み物で痩せにくくなるの?内臓冷えのメカニズム
冷たい飲み物を一気に飲むと、胃腸などの内臓が直接冷やされ、体の深部の温度が低下します。体温が下がると、消化酵素の働きが鈍り、胃腸の動きが弱くなるため、消化不良や便秘が起こりやすくなります。
また梅雨の時期は、気圧や湿度の影響などにより自律神経が乱れやすくなります。その結果、血行不良により代謝が悪くなり、同じ食事量・運動量でも「なんとなく痩せにくい」と感じる状態が生まれます。
ダイエットにも美容にも効く「飲み方の見直し」習慣
暑い時期でも室内はエアコンにより体を冷やす環境に。飲み物選びの意識を少し変えるだけで、体への影響も変わってきます。
◎ 常温や温かい飲み物を基本に
氷入りのドリンクや冷蔵庫で冷やした飲み物はほどほどにし、常温のお水や白湯をこまめに摂る習慣がおすすめです。
◎ 朝の一杯は白湯にチェンジ
朝一番の体は特に冷えやすく胃腸も敏感な状態。白湯で内臓をやさしく温め、1日の代謝スイッチをオンにしましょう。
◎ 食事中・就寝前の飲み物に注意
食事中の冷たい飲み物は消化を妨げることも。温かい汁物や温かいお茶を添えることで、栄養の吸収もスムーズに。就寝前には体を緩めるハーブティーなどがおすすめです。
【状況に応じて冷たい飲み物もOK】
ただし真夏の屋外や運動後など、体温が急上昇している状態では適度に冷たい飲み物で体を冷やすことも必要です。熱中症予防や脱水防止のために、「体を冷やす時」「温める時」を使い分けながらバランスく飲み分けましょう!
代謝アップを助けるおすすめの温かい飲み物&スープ
内臓を温めながら水分補給もできる一石二鳥の温かい飲み物やスープを、いくつかご紹介します。
◎ しょうが湯・しょうが紅茶
→ 体を温める定番食材のしょうが。血行促進&代謝アップ効果あり。
◎ 白湯(さゆ)
→ シンプルながら効果大。朝一番に飲むと胃腸がやさしく目覚めます。
◎ 根菜たっぷりスープ
→大根、ごぼう、人参など、体を内側から温める食材を活用。冷え対策+食物繊維補給にも効果的です。
これらを日常に取り入れることで、自然と体の内側から温める習慣がつき、代謝の下がりにくい体づくりが可能になります。
【まとめ】
冷たい飲み物は心地よく夏を乗り切るための味方でもあります。だからこそ、体調や場面に合わせた「飲み分け」の意識がとても大切です。
内臓を冷やしすぎないための“温活習慣”をベースにしながら、暑さが厳しい時には冷たい飲み物も上手に取り入れる。そんな柔軟なバランス感覚こそ、体調管理や美容ケアにふさわしい選択です。
飲み物とのつきあい方を少し変えることで、ダイエットも体調もぐっと整いやすくなります。無理のない範囲で、今日からできるケアを始めてみませんか?
