ニキビ治療薬『イソトレチノイン』とは?
ニキビ治療薬「イソトレチノイン」とは

イソトレチノインは、主に重度のニキビに用いられるレチノイド系の内服薬(ビタミンA誘導体)です。 皮脂分泌の抑制や毛穴詰まりの改善などを通じてニキビの改善に有用とされています。 高い治療効果が期待される一方で、医師の指示のもと適切な用量・期間を守ることが非常に重要です。
イソトレチノインの効果
- ✅ 皮脂の分泌抑制
- ✅ 毛穴詰まりの改善
- ✅ 炎症を抑える
- ✅ アクネ菌の増殖抑制によるニキビ改善
- ✅ 皮膚のターンオーバーの促進
効果の実感まで1週間前後かかることがあります。作用が出始めると皮脂が抑えられ
乾燥しやすくなるため、十分な保湿を行いましょう。併せて紫外線対策も大切です。
皮膚のターンオーバーが整ってくると新しいニキビもできにくくなります。
目安として60日目以降はある程度安定期に入り、診察のうえで内服量を適宜調整します。
使用上の注意点
イソトレチノインは「ニキビ治療の最後の切り札」と呼ばれるほど有用な内服薬ですが、 副作用やリスクも伴います。必ず医師の診断のうえ、定期的な血液検査を行い、 指示された用量・期間を遵守してください。
重要な注意事項(抜粋)
- 妊娠中・授乳中は禁忌。服用中および中止後一定期間は避妊が必要です。
- 肝機能や脂質の変動、皮膚・粘膜の乾燥、口唇炎、光線過敏などの副作用が起こることがあります。
- ビタミンAサプリメントや他レチノイド製剤との併用は避ける必要があります。
- 服用期間中および中止後一定期間は献血を控える必要があります。
※詳細は必ず診察時に医師へご確認ください。自己判断での開始・中止はお控えください。
肌の調子を整えるための食事とは
内側からのケアとして、普段の食事で栄養バランスを整えることも大切です。
推奨される栄養素
- ビタミンA:皮膚のターンオーバー促進
- ビタミンB2・B6:皮脂分泌のコントロール
- ビタミンC:抗酸化作用・炎症抑制
- 亜鉛:皮膚の修復・炎症抑制
- 食物繊維:腸内環境の改善
食事のコツ
- 偏りを避け、たんぱく質・野菜・穀類をバランスよく。
- 甘味・脂質の過剰摂取は控えめに。
- 水分補給と適切な保湿スキンケアを併用。

【まとめ】まずは医師へご相談を
イソトレチノインは高い治療効果が期待できる一方で、リスク管理が必要な薬剤です。 必ず医師の診断と指導のもとで使用してください。DSクリニックでは、内服治療に加え 一人ひとりの肌状態に合わせた美肌メニューもご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
※本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断・治療の代替にはなりません。
※効果・感じ方には個人差があります。適応可否や用量は診察により決定します。