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GLP-1ダイエットの危険性は?副作用やリスクについて解説

GLP-1ダイエットの危険性は?副作用やリスクについて解説

「GLP-1ダイエットの危険性やリスクについて知りたい」
「GLP-1ダイエットは痩せない?」

上記のようなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

GLP-1ダイエットは痩せホルモンと呼ばれるGLP-1を摂取することで食欲を抑制し、自然と食事量を減少させられる治療方法です。

正しい用法・用量を守ることで効果を実感することができます。

ダイエット中の食欲に悩んでいる方に適した治療方法ですが、低血糖症状や消化器症状などの副作用が起こる危険性があります。

GLP-1ダイエットの危険性
  • 吐き気や頭痛などの副作用
  • 過度な糖質制限や無酸素運動との併用
  • 個人輸入の偽造品による健康被害のリスク

この記事ではGLP-1ダイエットの副作用や個人輸入の危険性などについて解説するため、気になっている方はぜひチェックしてみてください。

GLP-1は2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されており、安全性が認められている薬です。
肥満治療目的での処方は国内で承認されていませんが、治験が検討されています。

GLP-1ダイエットについて不安ないことやトラブルが起こった際は以下の窓口に相談してみてください。

美容医療の相談窓口
問い合わせ内容相談窓口
医療に関する苦情・心配などのご相談医療安全支援センター総合支援事業
契約に関するトラブルのご相談消費者ホットライン
この記事でわかること
GLP-1ダイエットの危険性GLP-1ダイエットの危険性は?副作用や個人輸入のリスク
GLP-1ダイエットの副作用を抑える方法GLP-1ダイエットの副作用を抑える方法
GLP-1ダイエットで痩せない理由GLP-1ダイエットで痩せない7つの理由
GLP-1ダイエットの効果を高める方法GLP-1ダイエットの効果を高める5つのポイント
目次

GLP-1ダイエットは内服薬や自己注射を活用して食欲を抑制する医療ダイエット

GLP-1ダイエットで痩せるしくみ

GLP-1ダイエットは、内服薬や自己注射により食欲を抑制する医療ダイエットです。

GLP-1は体内にもともと存在するホルモンの一種で、血糖値を下げる働きを持ちます。

食欲抑制ホルモンとも呼ばれており、GLP-1の分泌量は痩せやすさ・太りやすさに大きく影響します。

GLP-1の分泌量が少ない場合GLP-1の分泌量が多い場合
・空腹感を感じやすくなる
・食欲を我慢する必要がありストレスが生じる
・生活習慣病のリスクが高まる
・適量の食事で満足できる
・食欲を意識せずとも太りにくくなる
・健康になりやすくなる

GLP-1を内服薬や自己注射によって摂取することで、食欲を自然に抑えたり基礎代謝を上げたりすることができるのです。

ここではGLP-1ダイエットの特徴について解説します。

参考:血糖値を下げる注射薬

GLP-1ダイエットの効果について解説!食欲抑制や基礎代謝を上げる

GLP-1ダイエットには以下のような効果が期待できます。

GLP-1ダイエットの効果
  • 食欲を抑える
  • 基礎代謝が上がる
  • 脂肪分解を促す

GLP-1には食欲中枢の機能を抑える働きがあるため、摂取することで自然と食欲を抑えることができます。

ダイエットでは過食に悩む方も多いですが、GLP-1ダイエットなら食欲を我慢することなく、自然と食事量を減らすことができるのです。

GLP-1受容体作動薬の体重減少効果は、以下のような臨床データにより証明されています。

日本人 2 型糖尿病患者 179 名を対象に,エキセナチドの 1 日 2 回投与製剤 5 μ g,10 μ g またはプラセボを24 週間投与した試験では,エキセナチド群で HbA1cの有意な低下とともに,体重がプラセボ群の-0.47±0.39 kg に対して,10 μ g 群では-1.54±0.27 kg と有意に減少していた1).週一回のエキセナチド製剤を 6 年間使用した成績では,使用継続者で HbA1c が平均 1.6 %低下し,体重も開始前よりも平均 4.2 kg 低下していた.

引用元:3.GLP-1 受容体作動薬の体重減少効果

またGLP-1には基礎代謝を上げたり脂肪分解を促したりする効果もあるため、より効率的なダイエットを実現できます。

食欲の抑制と痩せやすい体質づくりの両方を両立させられるのが、GLP-1ダイエットの大きな特徴です。

GLP-1ダイエットは飲み薬と注射薬の2種類

GLP-1ダイエットには飲み薬と注射薬の2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。

スクロールできます
飲み薬注射薬
効果高いとても高い
治療時間1日1錠の服用1日1回10秒程度
痛みなしチクっとした痛み
薬剤名リベルサスオゼンピック、サクセンダ、ビクトーザ、マンジャロ
向いている人・注射が苦手な人
・費用を抑えたい人
・錠剤が苦手な人
・効果をすぐに実感したい人
向いていない人・薬を飲み忘れしやすい人・注射が苦手な人
・費用を抑えたい人

上記のように飲み薬と注射薬でそれぞれ効果の高さや痛み、治療時間などが異なるため、医師と相談しながら目的に合わせて選択すると良いでしょう。

GLP-1ダイエットの危険性は?副作用や個人輸入のリスク

GLP-1ダイエットの危険性

GLP-1ダイエットは、薬によって食欲を抑制しながら健康的なダイエットをサポートするものですが、以下のような注意点があります。

GLP-1ダイエットの注意点
  • GLP-1ダイエットの副作用には吐き気や頭痛などがある
  • 過度な糖質制限や無酸素運動との併用は危険
  • 個人輸入のリスクは偽造品による健康被害がある
  • GLP-1ダイエットを受けられない人は妊娠中の方や糖尿病の方

ここでは上記の注意点についてそれぞれ解説するため、これからGLP-1ダイエットを始めたい方はぜひ確認しておいてください。

GLP-1ダイエットの副作用には吐き気や頭痛などがある

GLP-1ダイエットの副作用には、以下のような低血糖症状や消化器症状などがあります。

GLP-1受容体作動薬を使用した際は,重大な副作用として低血糖症状(脱力感,高度の空腹感,冷汗,顔面蒼白,動悸,振戦,頭痛,めまい,嘔気,視覚異常等)や急性膵炎が起こりえること,また,比較的頻度の高い副作用として,悪心,嘔吐,下痢,便秘,腹痛などの消化器症状が認められていることを電子添文で注意喚起しており,適応外で使用された場合であってもこうした副作用が生じるおそれがあります。

引用元:GLP-1 受容体作動薬及び GIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について

またGLP-1ダイエットの副作用はすべての人に必ず起こるわけでなく、以下のような低い確率で見られるものです。

発生頻度副作用
5%以上悪心、下痢
1~5%未満食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、上腹部痛、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、リパーゼ増加
0.5~1%未満浮動性めまい、味覚異常、鼓腸、胃炎、おくび、疲労、無力症、体重減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、アミラーゼ増加
頻度不明過敏症(発疹、じん麻疹等)、心拍数増加、胃排出遅延、胆石症

万が一上記のような副作用が現れた場合には自己判断で対処するのではなく、すぐに医師に相談しましょう。

過度な糖質制限や無酸素運動との併用は危険

GLP-1ダイエットには食生活の改善や適度な運動習慣が必要不可欠ですが、過度な糖質制限や無酸素運動との併用は危険です。

過度な糖質制限や無酸素運動とGLP-1ダイエットを組み合わせると、血糖値の急激な低下によりめまいや意識障害が起こる可能性があります。

GLP-1ダイエット中は過度に食事に制限を設けたり激しい運動を行ったりするのではなく、栄養バランスの整った食生活や適度な運動習慣を心がけるようにしましょう。

またGLP-1ダイエット中に摂取すべき食事内容として、以下のようなものが挙げられます。

食事内容
食物繊維玄米、ゴボウ、ひじき、昆布、納豆、そば、さつまいもなど
乳酸菌ヨーグルト、チーズ、みそ、しょうゆ、納豆など
EPAサバ、キンキ、マグロ、イワシなど
鉄分赤身の肉、ひじき、小松菜、ほうれん草、魚介類、大豆製品など

GLP-1ダイエット中は上記のような栄養を積極的に取り入れ、栄養バランスの整った食事を意識しましょう。

個人輸入のリスクは偽造品による健康被害がある

個人輸入の危険性
  • 偽造品や粗悪品による健康被害がある
  • 適切な投与量を判断できない恐れがある
  • 副作用が現れた際に適切に対処できない恐れがある

GLP-1受容体作動薬を個人輸入で入手しようとする方がいますが、絶対にやめましょう。

個人輸入は偽造品や粗悪品による健康被害のリスクがあり、厚生労働省も以下のサイトで注意喚起を行っています。
参考:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

またWHO(世界保健機関)も、GLP-1受容体作動薬の偽造品は通販サイトなどで販売・配布されていることが多いことを報告しており、万が一見かけても安易に購入してはいけません。

偽造医薬品の定義については以下の通りです。

WHOのSubstandard/Falsely‐labeled/Falsified/ Counterfeit Medical Products (SSFC 偽造医薬品)の定義によると、同一性や起源について偽表示がされた医薬品であり、一般的には以下のような性質を有することが多いとされている。
1) 表示された成分が含まれていない
2)表示成分以外の有効成分が含まれている
3)表示とは異なる起源の有効成分が含まれている
4)表示量と異なっている(不純物の混入を含む)

引用元:偽造医薬品問題の現状と対策について

GLP-1の正規品を入手するには、クリニックを受診する方法がおすすめです。

リベルサスを通販で購入したいという方はオンライン診療を受診すると良いでしょう。

オンライン診療には以下のようなメリットがあります。

オンライン診療のメリット
  • クリニックまでの移動時間や交通費を節約できる
  • クリニックでの待ち時間を節約できる
  • 遠方にあるクリニックを受診できる
  • 他人と対面せずに診察が受けられる
  • 薬を自宅に郵送してもらえる
  • 24時間いつでも予約できる

GLP-1ダイエットを始める場合は、個人輸入には絶対に手を出さず、クリニックを受診して正規品を処方してもらうようにしてください。

以下記事ではリベルサスのオンライン診療おすすめクリニックが掲載されているので参考にしてみて下さい。

参考:健康被害などリスクにご注意!海外からの医薬品の個人輸入

GLP-1ダイエットを受けられない人は妊娠中の方や糖尿病の方

GLP-1ダイエットはすべての人が受けられるわけでなく、以下に該当する場合は使用できない可能性があります。

GLP-1ダイエットを受けられない人
  • 18歳未満または70歳以上の方
  • BMI18.5未満の方
  • 妊娠、授乳中、妊娠の可能性がある方
  • 糖尿病の方
  • 摂食障害がある方
  • 低血糖を起こす恐れがある方
  • 肝機能障害がある方
  • 腎機能障害がある方
  • 胃腸障害がある方
  • 甲状腺疾患がある方
  • 腹部手術、腸閉塞の既往歴がある方
  • 膵臓疾患の既往歴がある方

上記に当てはまらないものでも、治療中の持病がある場合は必ず医師に相談しましょう。

GLP-1ダイエットの副作用を抑える方法

GLP-1ダイエットの副作用を抑える方法は3つ挙げられます。

GLP-1ダイエットの副作用を抑える方法
  • 薬剤の用法用量をきちんと守る
  • 定期的に血液検査を受ける
  • 低血糖の症状が現れたら糖を摂取する

ここでは上記3つの方法についてそれぞれ解説します。

薬剤の用法用量をきちんと守る

GLP-1ダイエットの副作用を抑えるためには、薬剤の用法用量をきちんと守ることが大切です。

GLP-1にはさまざまな種類があり、それぞれ用法用量が異なります。

スクロールできます
薬剤名分類用法・用量投与量
リベルサス飲み薬1日1回1錠、最初の飲食前に空腹状態で服用する3mg/7mg/14mg
オゼンピック注射薬1週間に1回、同じ曜日に投与する0.25mg/0.5mg/1.0mg
サクセンダ注射薬1日1回、朝または夕方のなるべく同じ時間に投与する0.3mg/0.6mg/0.9mg/1.2mg/1.5mg/1.8mg
ビクトーザ注射薬1日1回、朝または夕方のなるべく同じ時間に投与する0.3mg/0.6mg/0.9mg/1.2mg/1.5mg/1.8mg
マンジャロ注射薬1週間に1回投与する2.5mg/5.0mg/7/5mg/10.0mg/12.5mg/15.0mg

またGLP-1は副作用の消化器症状をなるべく抑えるために、最初は少量から服用を始めるケースが多いです。

一定期間継続後、徐々に量を増やしていくことで副作用の症状を抑えやすくなるのですが自己判断で量を増やすのは良くありません。

用法用量を守らずに薬剤を摂取すると、吐き気や嘔吐などの副作用が強く現れる恐れがあります。

定期的に血液検査を受ける

GLP-1ダイエットの副作用を抑えるためには、定期的に血液検査を受けることも大切です。

血液検査を受けることで、薬剤の効果や副作用などさまざまな確認を行えます。

血液検査を受ける重要性
  • 薬剤の効果を確認し、適切な量に調整する
  • 副作用が現れていないかを確認する
  • 健康状態を確認する
  • 疾患の早期発見・治療を行える

血液検査は、GLP-1ダイエットを行う前に1回、それ以降は3か月に1回のペースで行うのが一般的です。

医師と相談のうえで、適切な頻度で血液検査を受けましょう。

低血糖の症状が現れたら糖を摂取する

GLP-1ダイエットをしていると低血糖の症状が現れることがありますが、その場合はすぐに糖を摂取しましょう。

低血糖とは、血糖値が正常範囲よりも下がることによって以下のような症状が現れるものです。

主な症状
軽度空腹、発汗、ふるえ、疲労、脱力感、思考力の低下など
重度錯乱、けいれん発作、昏睡など

上記のような症状が現れたら、飴やブドウ糖などを摂取することで血糖値が上がり、症状を和らげることができます。

何度も低血糖の症状が現れる場合は、病院を受診して適切な治療を受けましょう。

参考:低血糖

GLP-1ダイエットで痩せない7つの理由

GLP-1ダイエットで痩せない理由は以下の7つが挙げられます。

GLP-1ダイエットで痩せない7つの理由
  • 過食
  • 栄養バランスの偏った食生活
  • 体型
  • 腸内環境が乱れている
  • 運動不足による基礎代謝の低下
  • 生活習慣の乱れ
  • 用法・用量を守れていない

ここでは上記7つの理由についてそれぞれ解説します。

過食

GLP-1ダイエットで痩せない理由の一つに挙げられるのが、過食です。

GLP-1は食欲を抑制して食事量を減らすもので、いくら食べても太らなくなるわけではありません。

継続してGLP-1を摂取していても、食事量が以前と変わらなかったり間食が多かったりすると、本来の効果を実感しにくくなります。

厳しく食事制限をする必要はありませんが、摂取カロリーを抑えることが大切です。

栄養バランスの偏った食生活

GLP-1ダイエットできちんと効果を実感するためには、栄養バランスの整った食生活を心がけなくてはいけません。

栄養バランスの偏った食事を続けていると、本来のGLP-1ダイエットの効果を得にくくなります。

ご飯や麺などの糖質を多く含む食事は脂肪がつきやすいため、特に注意が必要です。

また食事と合わせて注意したいのがアルコールの摂取です。

お酒を飲みすぎると膵臓に負担がかかり、GLP-1ダイエットの副作用の一つである急性膵炎を引き起こしやすくなります。

GLP-1ダイエットを行っている間は、なるべくアルコールの摂取を控えましょう。

体型

GLP-1ダイエットで使用するGLP-1受容体作動薬は、本来肥満に対する治療薬として認められている薬で、体型によっては望むような効果を得られない場合があります。

肥満の判定基準は以下の通りです。

肥満の判定基準は国によって異なり、WHO(世界保健機構)の基準では30以上を”Obese”(肥満)としています。一方、日本人は欧米人よりもBMIが平均的に低いことが特徴であり、日本肥満学会の基準では25以上を肥満と定義しています。

引用元:e-ヘルスネット

WHOによって定義されている肥満の基準はBMI30以上ですが、日本人でこの条件に当てはまる人は多くありません。

GLP-1受容体作動薬は肥満に対する効果は認められているものの、それ以外の人に対する効果は裏付けられておらず、体型によっては効果が出ないことがあるのです。

腸内環境が乱れている

腸内環境が乱れているとGLP-1の効果を実感しにくくなることがあります。

腸内環境は肥満と深い関係にあるとされており、腸内環境が悪いと以下のような悪影響が起こり得ます。

腸内環境が悪いと起こり得ること
  • 便秘や下痢などのお腹の不調
  • ニキビや肌荒れ
  • 消化が悪くなり脂肪がつきやすくなる

腸内フローラにはデブ菌と痩せ菌が存在し、高脂肪・高糖分の食品を好んで食べ続けているとデブ菌が増えやすくなります。

具体的には白砂糖や小麦粉、揚げ物などの食品が該当し、腸内環境を整えるためにはこのような食品をなるべく控えることが大切です。

運動不足による基礎代謝の低下

運動不足によって基礎代謝が低下すると、GLP-1ダイエットで痩せにくくなることがあります。

基礎代謝は生命を維持するために必要な最小限のエネルギーを指し、年齢とともに徐々に低下していくものです。
また基礎代謝の低下は加齢によるものだけでなく、運動不足による筋肉量の低下によっても引き起こされます。

基礎代謝が低下すると消費カロリーよりも摂取カロリーの方が上回る状態になりやすくなり、痩せにくい体質になってしまいます。

このように運動不足が原因で基礎代謝が低下することで、GLP-1を摂取していても痩せにくくなることがあるのです。

生活習慣の乱れ

GLP-1を摂取しても痩せにくくなる原因の一つに挙げられるのが、生活習慣の乱れです。

例えば肥満の原因になり得る生活習慣の乱れとして、以下が挙げられます。

肥満の原因になり得る生活習慣の乱れの例
  • 栄養バランスの偏った食生活
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • ストレスを溜め込んでいる

GLP-1ダイエットをしてもなかなか痩せない場合、上記のような生活習慣の乱れが原因となっている可能性が高いです。

用法・用量を守れていない

GLP-1ダイエットは、適切な用法・用量をきちんと守って薬剤を摂取する必要があります。

強いダイエット効果を求めて用量を勝手に増やしたり、摂取を忘れてしまうのはやめましょう。

副作用が強く現れたり本来の効果を実感できなかったりする可能性が高いです。

GLP-1の摂取を忘れてしまったときは複数回分を一度にまとめて摂取するのではなく、次の日に本来の用法・用量を守って摂取しましょう。

GLP-1ダイエットの効果を高める5つのポイント

GLP-1ダイエットの効果を高めるポイントは以下の5つです。

GLP-1ダイエットの効果を高めるポイント
  • 食生活を見直す
  • 生活習慣を見直す
  • 早食いを控えて噛む回数を増やす
  • 適度に有酸素運動をする
  • アルコールの摂取を控える

ここでは上記5つのポイントについてそれぞれ解説するため、より効率的にダイエットを進めたい方はぜひ参考にしてみてください。

食生活を見直す

GLP-1ダイエットの効果を高めるためには、食生活を見直すことが大切です。

GLP-1は食欲を抑制する薬のため、摂取すると自然と全体の食事量が減少します。

食事の栄養バランスが偏っていると、痩せにくい体質になるだけでなく栄養不足に陥ると便秘や低血糖などの症状が現れる場合もあるため注意が必要です。

たんぱく質やミネラル、野菜などは積極的に摂取するように心がけ、ビタミンやミネラルなどの不足しがちな栄養素はサプリメントで補いましょう。

生活習慣を見直す

GLP-1の効果を高める生活習慣
  • 規則正しい食事を摂る
  • 適度な運動習慣を身につける
  • 質の良い睡眠をとる
  • ストレスを溜め込まない

GLP-1ダイエットの効果を高めるために、日々の生活習慣も見直しましょう。

GLP-1を摂取していても痩せにくい人の特徴として、運動不足や睡眠不足など生活習慣の乱れなどが挙げられます。

睡眠不足を解消するためには、規則正しい食事を摂る、毎日決まった時間に就寝・起床するなど、生活リズムを整えることが大切です。

睡眠不足がなかなか改善されない場合は専門の医療機関に相談し、適切な処置・治療、アドバイスをもらうと良いでしょう。

早食いを控えて噛む回数を増やす

GLP-1ダイエットの効果を高めるためには、早食いを控えて噛む回数を増やすことが大切です。

早食いの人は脳が満腹感を感じる前に食べきってしまうため、食事量が増えてしまいやすくなります。

噛む回数を増やすことで満腹中枢が刺激されると、満腹感を感じやすくなり全体の食事量を抑えられるのです。

GLP-1は食欲を抑制する薬のため、食事量が変わらなければダイエット効果を得ることは難しくなります。

早食いの癖がある人は、噛む回数を意識しながら食べるようにしましょう。

適度に有酸素運動をする

GLP-1ダイエットには、適度な有酸素運動が必要不可欠です。

過度な運動は血糖値の低下によって体調不良を引き起こす恐れがあるため、ウォーキングやジョギング、スイミングなどの有酸素運動を取り入れましょう。

具体的には、上記のような有酸素運動を週3~5回、30分以上行うのが望ましいです。

運動する時間を確保できない場合には、以下を意識してみてください。

・エレベーターの代わりに階段を使う
・1駅分だけ電車を使わずに歩いてみる

日常生活の中で意識的に運動習慣をつけてみてください。

アルコールの摂取を控える

GLP-1ダイエット中は、アルコールの摂取をなるべく控えましょう。

アルコールを過度に摂取していると、GLP-1の作用によって膵臓に大きく負担がかかってしまいます。

ダイエット効果を妨げる原因にもなり得るため、お酒を飲む場合はカロリーの低いものを選び摂取量も控えめにしましょう。

GLP-1ダイエットに関するよくある質問

GLP-1ダイエットに関するよくある質問をまとめました。

GLP-1ダイエットに関するよくある質問
  • GLP-1ダイエットは保険適用?
  • GLP-1ダイエットはどのくらい継続するべき?
  • GLP-1ダイエットは注射と飲み薬どちらが良い?
  • GLP-1ダイエットをやめたらリバウンドする?

ここでは上記の質問についてそれぞれ解説します。

GLP-1ダイエットは保険適用?

GLP-1受容体作動薬は、ダイエット目的で使用する場合には保険が適用されません。

保険適用外のGLP-1ダイエットの費用相場は月1~3万円程度です。

ただし同じGLP-1受容体作動薬でも、2型糖尿病の治療目的で使用する場合には保険適用となります。

糖尿病の疑いがある場合は医師に相談してみましょう。

GLP-1ダイエットはどのくらい継続するべき?

GLP-1ダイエットは、2週間から1か月程度で減量効果が現れ始めます。

目標とする体重や現在の体型などの個人差がありますが、3~12か月程度継続する人が多いです。

GLP-1には連続服用期間に制限が設けられている場合があるため、継続期間については医師と相談のうえで決めましょう。

GLP-1ダイエットは注射と飲み薬どちらが良い?

GLP-1ダイエットには注射薬と飲み薬の2種類ありますが、それぞれ向いている人が異なります。

例えば痛みが気にならない人や高い効果を期待する人は注射薬がおすすめです。

注射が苦手な人は飲み薬の方が向いているでしょう。

薬の種類や投与量によっても効果が変わってくるため、医師と相談しながら決めることをおすすめします。

GLP-1ダイエットをやめたらリバウンドする?

GLP-1ダイエットは摂取期間中の食欲を抑制する薬であり、その効果が永久に続くわけではありません。

GLP-1ダイエットをやめて以前の不規則な食生活や生活習慣に戻ると、リバウンドしてしまう可能性があります。

GLP-1ダイエット後のリバウンドを防ぐためには、規則正しい生活習慣や適切な食事量を身につけることが大切です。

GLP-1ダイエットの危険性は個人輸入や副作用

GLP-1ダイエットには以下のような危険性があります。

GLP-1ダイエットの危険性
  • 吐き気や頭痛などの副作用
  • 過度な糖質制限や無酸素運動との併用
  • 個人輸入の偽造品による健康被害のリスク

通販サイトなどで販売されているGLP-1は偽造品や粗悪品の可能性が高く、それらを摂取すると健康被害のリスクがあります。

クリニックのオンライン診療なら正規品を入手できるため自分に合った薬を処方してもらえます。

さらにGLP-1には吐き気や頭痛などの副作用が現れるリスクがあります。

全ての人が必ずしも副作用が起こるわけではありませんが、そのリスクがあることを理解したうえでGLP-1ダイエットを受けるか否か検討してみてください。

またGLP-1の副作用を抑える方法としては以下の3つが挙げられます。

GLP-1の副作用を抑える方法
  • 薬剤の用法用量をきちんと守る
  • 定期的に血液検査を受ける
  • 低血糖の症状が現れたら糖を摂取する

万が一GLP-1ダイエット中に副作用が現れた場合には、自己判断で対処するのではなく、すぐに医師に相談することが大切です。

もしGLP-1ダイエットで痩せない・なかなか効果が現れないと感じたら、今回紹介したようなポイントを意識して生活習慣を見直してみてください。

目次